匂い蕃茉莉(ニオイバンマツリ)

芳香満ち自然誘ふ蕃茉莉

最近毎朝5時頃,散歩に行く為家の戸をあけると,ジャスミンの香りがする。匂蕃茉莉(においばんまつり)であった。花は紫から次第に白くなっていくが,その時の香りが素晴らしい。清々しい初夏の朝の一時である。
2013.05.26 雪の下
雪の下

庭先に珈琲の香と雪の下

今朝も天気が良く散歩も快適。いつもの如く庭先で珈琲タイム。私にとって最高の日曜日の朝である。蹲(つくばい)の傍の雪の下が朝日に映えて美しい。そういえばもう初夏である・・・・。
甘野老(あまどころ)

山好きを山へ誘ふ甘野老(あまどころ)

我が家の庭に、海老根、碇草、立浪草、白山吹、雪の下に続いて甘野老が咲いた。緑白色の鐘形の花は可憐である。同時に山の好きな私を山野に誘っているように感ずる。芍薬も同時に咲いたが甘野老は格別である。
2013.05.12 母の日
母の日(浅間)

母の日や母の歩きし道思ふ

旧師普羅の句に「春雲のかげを斑に浅間山」という句がある。今日は母の日だというのに、浅間山はまだ春のように雲が多い。前田普羅が我が家に来られた話をよくしてくれた母。また決して愚痴は言わない人だったが、どのような道をひたむきに歩んだのだろうか。今は亡き母。
2013.05.08 春惜しむ
浮雲(春惜しむ)

池の端に浮雲かかり春惜しむ

今日はゴルフだったが、浮雲が姿を変えつつ池の端にかかり、しばしとどまった。
まるで春が過ぎさるのを惜しむように・・・・。
2013.05.02 春の雲
榛名山(春)

榛名嶺にぽっかり浮かぶ春の雲

春の空はのどかにうす白く靄がかかっていることが多い。しかし今日はさまざまな形で急に現れ、また浮雲となって榛名山を楽しませていた。上毛三山の一つ榛名山は黒いシルエットを見せている。

2013.05.02 麗かや
浅間山(春の雲)
 
麗かや浅間の煙雲と化し

今日は春の日が輝きわたって、連山悉く柔らかに明るく美しく感じられた。殊に浅間山は、噴煙が雲と化したのか長閑な景色ではあった。大好きな浅間の山容である。