2013.06.19 至仏山
至仏山

至仏山残雪の身を雨の日に

昨日はあいにくの雨であった。6月18日(火)午前5時30分頃家をで、日本百名山踏破の入沢さんにいろいろ案内して頂きながら、尾瀬ヶ原牛首分岐辺りに着いたのは、午前10時前後だったろうか。御身を隠していた至仏山が機嫌を直したのか漸くその姿を現した。名前の由来はわからないが、尾瀬ヵ原がピリッと締まったような気がした。
リュウキンカ(尾瀬)

尾瀬ヶ原雨に明るきリュウセンカ

久しぶりに山の空気が吸いたくて、昨日尾瀬に行って来た。あいにくの雨であったが歩いている私たちを勇気づけてくれたのは尾瀬の湿原を彩る花々であった。なかでも黄色い花の群落を現すリュウキンカ(立金花と書く)が、美しかった。黄色い花の群落をよく見ると、真直ぐに立った茎に、2~3輪の花をつけ、あたりに華やいだ雰囲気を与えている。雨の中ではあるが、漂う雰囲気に元気になった事はいうまでもない。
2013.06.17 父の日
父の日

父の日や花キュウピットインドから

今日は旧師前田普羅が創刊した「加比丹」発行、「辛夷」東京支部の句会が曳舟であった。雨が漸くあがり、むしむしした天候であったが、東京駅の混雑から赤城山の麓の自宅へ帰ると何故かすっきりしてきた。最近本当に緑の中、自然の中にいると心が安らぐ・・・。ポストに宅配便の留守であったとの書面があり、慌てて電話したところ、突然今日は「父の日だから・・」ということで、来れるのは午後の8時頃になるのにも関わらず、ご親切に届けて頂いた「花キューピット」。プレゼントしてくれた長女をはじめ、全ての人に感謝である。「父の日」とは。手前味噌ながら、静養が終わり漸く病が癒えたばかりなのに、気配りをする娘である。今日の句会には「赤城根に今は昔の田植唄」「谷川岳の鎮めか深山蓮華咲く」等、席題も入れ6句投句。「地貌」というか群馬前橋の句ばかり。日本にはインドには無い季節感と安らぎがあると思うが、彼女にはとにかくインドが良いらしい・・・。
2013.06.14 十薬
十薬

十薬の白さを朝の憩ひとす

最近朝5時からの散歩を日課としているが、朝食後の、テラスでの珈琲タイムが素晴らしい。今朝はつくばいの傍に咲いていた十薬を家内が一輪ざしにさしてくれた。下闇に咲く白い十字花が印象的であるが、珈琲との対比でその白色が美しい。自然の贈り物。
2013.06.14 薔薇
薔薇

薔薇残し子は旅だてりインドへと

数年前の母の日に、長女は薔薇を送っていたようだ。今年は1月に次女がパリで、2月に長女が御茶ノ水で手術をした。日本での静養を終え、次女は3月末日パリへ、長女は4月中旬インド(ニュー・―デリー)へ帰った。私達を慰めてくれようとしたのか、薔薇が黄色い素敵な花を咲かせた。彼女達も、人生の素晴らしい花を咲かせてほしいものだ。
2013.06.14 栗の花
栗の花

ふと思ふ何故に香るや栗の花

栗は六月頃、黄白色の十から二十㎝程の穂状の小花をつけ、独特の臭気を放つ。物事には必ず理由というものがあるはずだか何故なのだろう?宇都宮に住んでいた頃、昭和五十五年から六十一年ごろになるだろうか、その頃を思い出す。
2013.06.14 桑の実
桑の実

桑の実が好きな人あり今朝も食ぶ

木苺に似た実で、熟すと赤色から紫がかった黒になり甘酸っぱく美味しい。鳥たちも5時前後には木の中に一杯入り込んで朝食か?鳥の泣き声が凄い。今朝も凄いが人にも美味しいのは事実。滝川沿いの今朝の散歩。
茅花(つばな)

散歩する茅花(つばな)流しといふ風と

茅花(茅萱ちがやの花)が穂綿となるころの南風を「茅花流し」と呼ぶ。一足早い梅雨入りに茅花の穂綿は「茅花流し」に乗って飛び去ってゆく。散歩に最適の季節ではある。家内は何故か穂綿を手でなぜる。
2013.06.14 田植え
田植え

微笑みて家並みの人の田植えかな

昨日は台風3号と梅雨前線の影響で珍しく雨だった。家並みする良き隣人ご夫妻の田植えに笑顔が良く似合った。
今日は晴れ間に、赤城根の田植え。