榛名(2013,10)

台風過澄みし榛名山の鎮座せり

今回台風26号が伊豆大島に酷い土砂災害をもたらし、続く台風27号もかなり心配された。しかし、ここ前橋では、台風一過素晴らしい天気になった。私は榛名神社へ行くのが好きだが、自宅の近くの散歩道からみても、神霊が榛名山に鎮まりゐるようだ。どっしりと鎮座し我々を護ってくれる榛名山。
2013.10.30 残り花
残り花(萩、2013,10)

潜りたる萩のトンネル残り花

10月27日(日)は台風一過、素晴らしい天気になった。私達は当日10時30分、向島百花園に吟行に行った。
参加した「辛夷」東京支部のメンバーの顔も明るい。池に行く途中、萩のトンネルがあったが、残念ながら、トンネルになっている萩は散っていた・・・。ところが、潜り終えたところに萩の花が垂れていた。残り花は美しい。何故かとても得をした気分になった。
2013.10.17 初雪浅間山
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初雪と今朝のニュースに浅間山(あさま)たつ

今朝はとても冷えた。また昨晩のニュースで大雪山系初雪のニュースがあったが、今朝は北アルプスもと思っていたところ、浅間山も細い糸の様に初雪が降ったのが見えるとの事。甘楽CCの12番ホールは浅間山が見える名物ホールだが、目を凝らすとそういう感じがする。お陰で気持ちの良いティ―・ショットが打てた。俳句の世界だが、旧師前田普羅は、句集「春寒浅間山」で春の景色を詠んでいるが、これからの浅間山も実に素晴らしい。
2013.10.17 秋刀魚
秋刀魚(2013,10)

何処の産聞くも無心に秋刀魚食ふ

台風一過、今日の甘楽CCはとても良いお天気だった。秋の深まりとともに、空の色、吹く風、上毛三山の色まで変わったと思う。ゴルフもさる事ながら、帰りの高速からの雄大な景色に満足して帰宅する。ニュースで浅間山に初雪が降ったと言っていた。時の流れは早い・・・。突然だが、夕飯は秋刀魚であった。何とはなしに何処で獲れた秋刀魚か聞いていたが、美味しかったので本当に無心に食べた。やはり、まだ秋であった。しばらくは残された秋を、思い切り楽しもう!!
2013.10.17 秋澄むや
日の出(2013,10)

秋澄むや日の出の色に街染まる

最近夜長のせいか朝の5時過ぎはまだ暗い。我が街、前橋市箱田町東小学校近辺も、漸く日の出なのか薄紫に染まって来た。この瞬間の色合いがとても素敵な感じがする。やはり、同じ朝でも秋が深まって来たせいなのでしょうか?ピリッとした秋の朝、散歩の一時・・・。
2013.10.16 秋桜
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富士につく雲と遊べる秋桜

秋の雲がどっしりとした富士についたり離れたり。河口湖の周りに咲く秋桜がのどかに吹き来る風にたゆたう。ニューデリーとパリに住む子供たちに見せたい日本の静かな景色。雲と遊んでいるような秋桜。
2013.10.16 湖の上
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湖(みず)の上流るる秋の雲と富士

箱根への途中、河口湖にたち寄る事にした。いつものビュウ・ポイントに行く。湖上には流れる雲と富士の山。
ゆったりとした静かな時が私の心を満たす。素晴らしきかな・・・。
富士山(箱根、2013,10)
 
天高し富士を誇れる箱根かな

箱根湖畔ゴルフクラブに行く途中、富士が姿を見せていた。世界遺産になろうがなるまいが、変わらずに富士はそこにある。富士は雄大だ。箱根からの富士には愛着を感ずるが、今朝は遠くに見える。昨晩、湯河原で良いお湯に浸かったからでもなかろうに・・・・・。
2013.10.15 城址
冨山城址&濠

城址今立山(たち)の威令に身をたてり

富山は加賀百万石の支藩である。したがって城も櫓もスケールが小さい。それでも、私にとっては故郷の大切な思い出の城であり、かけがえのないものと感じられる。今朝は空気が澄んでいるせいか、立山の威令に何かを感じてか、身を精一杯立て、いつもより大きく見える。我が愛する故郷、富山のシンボルである。
2013.10.15 富山城址
冨山城址

朝寒の城址見据える立山剣岳(たちつるぎ)

10月12日(土)我が愛する俳句結社「辛夷」の年次大会があった。その翌朝、朝寒の感ずる中、城址公園を散歩した。ぴりっとした空気の中、旧師前田普羅が愛した、それこそ「立山のかぶさる町」を肌で感ずることができたと思う。この公園内には、旧師普羅「雪の5句」の石碑がある。立山そして剣岳がかぶさるように見つめる富山。どうか「辛夷の徒、普羅の徒」の将来をきちんと見据え、見守って頂きたい、そのように思われる「故山」ではある。
2013.10.15 アイガ―北壁
アイガー北壁

秋嶺に雲湧きアイガ―思ふ日よ

紺碧の空、高い嶺々には雪が降り、中高の山は紅葉、まさしく三段染め分けの季節になると、何故かアイガ―の北壁に浮かぶ雲を思い出す。そういう日はたまらない幸福感を感ずる。