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2013.11.30
伊勢詣

伊勢詣杜の静寂に初時雨
第62回神宮式年遷宮を終えた伊勢神宮に、先日お参りに行った。奈良から伊勢に向かう途中時雨に会った。暗くなってからのものだが、お陰で翌朝は良いお天気に恵まれた。いつも思うのだが、伊勢の杜は素晴らしい。何故か安らぎを感ずるのである。私は千三百余年の歳月を誇る杉の木に、そっと手をふれた。脈々と伝わるものがそこにはある。万葉集(巻十三)に
神風の 伊勢の国は
国見ればしも
山見れば 高く貴し
河見れば さやけく清し
と謳われた伊勢の風景は、今も変わることなく人々を誘う。
神宮は日本のふるさと、心のふるさとといわれる。
神の息吹を想わせる自然の中で、人は大いなる安らぎを感じるのである。
2013.11.01
草の実

草の実やいつしか移りゆく季節
季節の移ろいを感ずるのはちょっとしたものの変化にである。健気で可憐な風情。風に揺れたり、実が弾けたり、小鳥が啄ばんだり、服にくっついたり、さまざまな情景を我々は詠む事ができる。
2013.11.01
秋果

ひと時を秋果の前に佇めり
果樹は春に花を咲かせて秋に実るものが多い。これを総称して秋果という。八百屋、果物屋には、梨,柿、林檎,葡萄などがでまわって、色彩豊かに明るく匂やかである。私は仕事とゴルフの無い日は、家内と家の近所の滝川沿いを散歩している。最近はそれにつけても、実のなるものが、ここかしこにある。朝日を浴びて、とても綺麗だ。散歩のお陰であろうか。自然の恩恵であろうか。とても幸せだと感ずる。
2013.11.01
柿

不思議さは日毎色づく柿の秋
毎朝散歩しているが、自然の素晴らしさを常々感じる。例えば日毎色ずく柿にさえも・・・。日本は四季があり、それこそ不思議な事、素晴らしい事に遭遇する機会が多い。大好きな日本の山河、そして大自然の営み。
2013.11.01
晩秋の赤城山

晩秋の赤城に街もひそとして
今朝はまことに良い天気であった。毎朝、当然だが赤城山が仰がれる。その赤城山の麓に我が前橋市はあるのだが、今朝は一際ひっそりとした感じがする。霜月に入ったからなのだろうか。月日の経つの早いものである。
2013.11.01
百合根

深秋の友の証しの百合根かな
昭和61年群馬に赴任したが、その時からの、変らぬ友情を感じている懐かしい友がいる。現在札幌に住まわれているが、よく百合根を頂く。いつしか百合根をみると条件反射の如く友の懐かしい顔を思い出す。群馬在任中に小説に書けるような出来事が多々あったが、いつも本音で付き合ってくれた、何にも代えがたい友・・・。病気がちと風のうわさに聞いているが、お元気だろうか? 10月30日(水)、今年も百合根が届いた。その百合根が秋の日差しに輝いて見える。
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