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2015.06.28
梅雨最中

友ありてこその語らひ梅雨最中
先日同期を中心にした会社のOB・OG仲間(現役も含む)が上野に集まった。梅雨の最中、遠くは岩手から集まり、楽しい語らいの場ができた。まるで纏まりの無い話が実に楽しい。秋には「下町ツアー」をやろうということになったが、楽しみではある。幹事をされたA・I さんには、心からありがとうと申し上げたい。
2015.06.28
底紅
2015.06.28
蒼空と木槿(むくげ)
2015.06.28
梅雨最中・榛名山
2015.06.28
田植え終え
2015.06.28
百合の花

百合の花響き渡りしシンフォニー
先日群馬交響楽団の定期演奏会にいった。群馬音楽センターは久しぶりであったが気持ち良く聞かせて頂いた。指揮大友直人、ピアノ小川典子でのグリーグのピアノ協奏曲イ単調作品16は聞きやすかった。馴染みの曲だからなのか・・・・。また、学生時代、私が初めて東京文化会館で聞いた曲、シベリウスの交響曲第6番(ニ短調作品104)も実に懐かしく聞かせてもらった。ベートーベンやブラームスの交響曲とは違い、主題提示→展開・発展という道筋をとらず、主題が最初ではなくて、むしろ一番最後に(または最初と最後)に完全な形で1出現する。これもまた素晴らしい演奏であった!!最後はストラビンスキーの組曲火の鳥であったが、雨の中、満員の聴衆だったのが印象に残った。充実した梅雨の一夜と言える。
2015.06.28
野の朝顔

散歩道野の朝顔を愛でにけり
毎朝散歩をすることにしているが、前橋・滝川沿いに朝顔が咲いていた。鉢植えではなく、自生の朝顔に自然の営みを感ずるのである。そういえば、もう夏至も過ぎた。そのうち、梅雨もあける事だろう。
2015.06.26
濃紫陽花

決算の数字の重さ濃紫陽花
6月は株主総会が多い。日本は3月決算の会社が多いからであろう。1日1日の積み重ねの総計が決算の数字になっていく。決してごまかしの数字があってはならない.。堂々した数字の重さ、決算の重さを感ずる季節ではある。
2015.06.26
額の花

友ありてこその句座なり額の花
最近特に感ずることである。国文学者、尾形仂は、座とは何か。日本独特の文芸様式である俳諧の本質は、人の和をもって始まり、それをもって終わる。すなわち、俳諧における座とは、文芸的な人間連帯である連衆心(れんじゅしん)を営んだ場である。孤独を自覚する者同士が、日常性とは別次元の関係でつながり、生きる楽しみを共にする。俳聖・芭蕉にとって座こそ、その詩情を誘発し、増幅し、普遍化する。いわば彼の詩の成立に不可欠であったと説いている。また、大岡信はその解説で、この「座の文学」という労作は、俳諧というものが、根本的に「睦み合う連衆心」の産物であり、孤高の態度で他者を見下し、拒絶する行き方とは正反対のものである所以を、感嘆すべきねばり強い説得力をもって解き明かしている、と書いている。「さもありなん」である。
2015.06.26
咲き乱る

咲き乱る薔薇に静かな薔薇のあり
薔薇には種類が多く、白、紅、黄と色もとりどり、花も大輪、小輪、さまざまである。薔薇の香に伏してたよりを書く夜かな(友次郎)の句もあるが、朝の日差しに美しい。散歩の折に巡り合った一際静かで美しい薔薇・・・・。
2015.06.26
み姿(薬師寺・薬師三尊像)

涼しさは薬師三尊み姿に
薬師如来を中央に、向かって右が日光菩薩、左が月光菩薩、あわせて薬師三尊という。薬師如来は、東方浄瑠璃浄土の教主で、またの名を医王如来とも言い、私達の身と心の病気を救って下さる仏樣、脇侍の日光・月光両菩薩は、動きのある美しい姿で、理想的な写実美を完成した仏樣と言われている。あたかも、今造られたような美しいお姿は、世界でも最高の仏像と言われている。願わくば、世界が平和でありますように・・・・・・・・。
2015.06.26
鑑真大和上(唐招提寺)

薫風に和上の意志を偲びけり
鑑真大和上と唐招提寺については書くまでもない。会津八一は「大寺のまろき柱の月かげを土に踏みつつものをこそ思え」と詠み、井上靖は和上の生涯を「天平の甍」と題した小説に書き、その名を世に広めた。昭和50年に東山魁夷画伯による障壁画が揮豪奉献され、和上の像を奉安する静寂な寝殿に、一層の荘厳さをもたらしたと言われている。何かの機会にぜひ御影堂内を見てみたい。鑑真和上像を参拝したいものである。(毎年六月六日、開山忌舎利会の際の前後三日間)
2015.06.26
技芸天(秋篠寺)

青葉風背に受け祈る技芸天
秋篠寺は思ったより小さい。寺への道には苔の庭が広がっつていた。何故か癒やされる気がする。風が気持ち良かったので、少しは納得のできる俳句ができるよう技芸天にお参りした。衆生の吉祥と芸能を主宰し諸技諸芸の祈願を納受したまうと説かれている技芸天・・・、
宝塚の生徒が祈願に来るという。入江泰吉の写真のお顔は特にありがたいお顔に見えた。実物は拝する角度により、光線の角度によりまた違う雰囲気を醸し出す。 一燭に春寧からむ技芸天(青畝)の句が思いだされる。
2015.06.26
白豪寺

青嵐石段古し(ふりし)白豪寺
百豪寺は奈良市東部の山並み、若草山・春日山に続き南に連なる高円山の西麓にある。高円と呼ばれたこの地に天智天皇の第七皇子、志貴皇子の離宮があり、その山荘を寺としたと伝えられるが、当時の草創については他にも天智天皇の御願によるもの、謹操の岩淵寺の一院とするものなど諸説あり定かではない。白豪とは仏の眉間にあり光明を放つという白く細い渦巻状の毛のこと。訪れるのは初めてだったが、仁氏を望めば奈良市街が一望できる。春には、樹齢およそ450年の古木、五色椿(県天然記念物)をはじめ椿の花が彩り、秋には参道に紅や白の萩の花がこぼれ咲く。そういえば夏萩が咲いていた。
2015.06.25
十二神将

小暗さに十二神将涼しけり
新薬師寺は十二神将で有名である。思ったよりも小さなお寺であった。小暗がりに十二の神将が立っており、思わず蝋燭の灯を供え厳かな気分にさせられた。心から満足した。境内には「神将立つ内陣涼し華厳窟」(月浦)の句碑があったがまさしくそのとおりであろう。
2015.06.25
入江泰吉旧居

泰吉の旧居も涼し吉城川
写真家・入江泰吉は大和の素朴ながらも豊かな自然に感動し、その感動を表現し写し撮ってきました。その作品は、入江の心の風景をそのまま見ているかのようで、幻想の世界に誘ってくれます。抒情的な大和の風景は日本の風景とも言えよう。
2015.06.25
慮舎那仏

若葉風み心偲ぶ慮舎那仏
亀井勝一郎の「大和古寺風物誌」を読み過ぎたのだろうか?「み心偲ぶ」なぞという中七になってしまった。それにしても奈良の大仏はでかい。確か「人間の心得」なぞという著書もあったような気がする・・・・・。
2015.06.25
二月堂への道

かき氷二月堂より僧一人
この坂を上ると二月堂である。かって家内と「お水取り」を見学しに来た事を思い出す・・・・・・。坂を上ったつきあたり、二月堂の見える場所に氷を食べれるところがある。そこからの景色を、ありのまま詠んだのが俳句になった。
2015.06.25
築地塀
2015.06.25
戒壇堂

涼しさや戒壇護る四天王
天平勝宝6年(754年)当時中国における戒律の第一人者唐の鑑真が来朝し、大仏殿の前に戒壇を築き、聖武天皇、光明皇太后、孝謙天皇をはじめ、440余人に戒を授け、翌年の9月に戒壇院が建立された。持国天、増長天、広目天、多聞天の四天王は仏法の守護神として我が国においては既に飛鳥時代から信仰があり、天平時代に最高潮に達した。静にして動、動にして静、彫刻における理想境を具現したものであろう。暑さの中に静けさと涼しさを感じたのは私だけでないであろう。
2015.06.25
大伽藍

楠若葉奈良に祈りの大伽藍
5月末に2泊3日で奈良に吟行旅行をした。奈良では当たり前なのだが、敢えて「祈りの大伽藍」、と表現させて頂くほどの古き都のあり樣ではある。その代表格たる東大寺は天平文化の象徴といってよいお寺で、世界最大の木造建築である大仏殿や、見事な彫像群が並ぶ法華堂、伝統行事の「お水取り」の舞台である二月堂など・・・・・・ゆっくりまわりたいものである。
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