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2015.10.31
山粧ふ

噴炎の普羅の浅間も粧ひし
浅間山は何時もの如く噴煙を出している。白樺の先をよく見ると浅間山が粧ひを始めているのが分かる。旧師・前田普羅は「春星や女性浅間は夜も寝ねず」と詠んでいるが、私は春のみならず、夏、秋、冬の四季それぞれの素晴らしさを、近くに住んでいるので味わう事ができる。本当に幸せである。「神の留守立山雪をつけにけり」(普羅)の句もあるが、浅間山はこれから、三段紅葉、三段染めとも言える季節が訪れる。即ち、紅葉の季節、上部に雪が降り、上部に雪の白、中間に紅葉の赤、黄色、下部に緑となった状態をいう。普羅の愛した浅間山。軽井沢ゴルフ倶楽部から望む浅間山である。
2015.10.31
紅葉かつ散る
2015.10.31
落葉松の落葉

落葉松の落葉グリーンを止めどなく
今日のグリーンはいつもの如く早い。その素晴らしいグリーンに落葉松の落葉が、黄金のシャワーの様でもあるが、とにかく止めどなく降る。そのさまは何とも言えない。これが軽井沢の秋と言っても良いだろう。「軽井沢ゴルフ倶楽部」はゆったりゴルフができるし、私は好きである。
2015.10.31
軽井沢・秋日和

チャペルの音聞きつつショット秋日和
朝方は少し霧がでていたが、時間が経つにつれ素晴らしいお天気になった。ここは軽井沢ゴルフ倶楽部である。白樺の樹と紅葉&黄葉のコントラストが何とも言えない雰囲気を醸し出している。素晴らしい人達と素晴らしいゴルフ場でプレイできるのは幸せといっても良いだろう。チャペルの音を聞きながら、ティー・ショットするのは、秋日和の一興ではある。
2015.10.31
軽井沢ゴルフ倶楽部の秋

ショット打つ音に小さき落葉の音
軽井沢ゴルフ倶楽部の秋は素晴らしい。時期により違う発見があるが、ご同行した I氏の素晴らしいショット に微かな落葉の音が聞こえる。この静けさが良いのであろう。何番であったか、あるティーグラウンドではチャペルの音が聞こえた。何はともあれ、天気に恵まれ素晴らしい一日となった。
2015.10.31
芭蕉句碑

蕉翁の句碑にひとひら紅葉散る
旧軽の自然豊かな雰囲気にマッチしている芭蕉の句碑。この句碑は1843年に地元の俳人小林玉蓬によって松尾芭蕉の150周忌に建てられた碑と言われている。旧軽井沢銀座の奥、つるや旅館から少し行った場所、軽井沢ショ―記念礼拝堂の近くにある。「馬をさへなかむる雪のあしたかな」(甲子吟行の句)の句が刻まれている。
2015.10.31
雲場池
2015.10.31
合唱

行く秋を第九にかけし合唱団
先輩のF氏が会長を務められている「志木第九の会」の定期演奏会を聞きにいった。音楽監督・指揮をなさった三澤洋史が、このカップリングで演奏会をやりたいと思っていたということで、第九の前曲として、45分を越えるハ長調ミサ曲を設置。ハ長調ミサ曲の素晴らしさと2曲の繋がりにより第九の革新性がより理解出来ると、演奏会の前にご説明があった。私の好きなウィ―ンの町の説明等もあり、興味深く聞く事ができた。確かに昨年末お聞きした他の合唱団も良かったが、更に纏まりがあり素晴らしい演奏会ではあった。お誘い頂いたF氏に感謝するばかりである。 「深秋の和光に響くミサの曲」(誠) respect する先輩に捧ぐ。
2015.10.03
柿
2015.10.03
石榴

実石榴や前線過ぎし蒼空に
秋日に熟れてひとりでに赤く裂けて、多数の白い種子が、ぎっしりと桃色の果肉に被われている。昨晩は前線が北海道に凄い影響を与えた様だが、前橋は素晴らしい朝になった。散歩の一コマである。
2015.10.02
コスモス
2015.10.02
スーパー・ムーン

名月もスーパー・ムーンと呼ばれけり
2015年のスーパー・ムーンは9月28日であった。月が地球に最も近づいた時に、満月もしくは新月の形になった月の姿、またはその現象をスーパー・ムーンという。直訳すれば、極上の月、特大の月と言う意味だが、その通り通常よりも大きく光り輝く月が見られる日です。我が家の門の上に少しだけ見えたスーパー・ムーン。
2015.10.02
韮の花

手折るには少し気が退く韮の花
よく見ると清楚な花である。「芯強く、健気に生きた下町の美女の感がある」と誰かが言っていたが、言い得て妙の感がある。季語的には晩夏の様だが、前橋では8月の頃に咲く。とても美しい。
2015.10.02
栗

賜りし栗に時候の挨拶も
今年は、夏はやけに暑く、立秋からは台風が続いたせいか雨の日が多かった。そんな時候の挨拶が添えられながら、とにかく栗をいっぱい頂いた。会社のI氏にはとにかく感謝である。私は栗が大好きなので、単にゆでたものもいっぱい食べた。また、「渋皮煮」も実に美味しい。「秋の黒い宝石」とも言われているようだ。
2015.10.02
稲穂と鴨

熱心に稲穂啄ばむ鳥数羽
秋の稔りである稲穂が美しい。まことに面白いのが、鴨(通常季語は冬)が数羽、稲穂を熱心に啄ばんでいるのを見た事である。66年も人間をやっているが、こんな景色は始めてである。それにしても面白い。
2015.10.02
紫式部
2015.10.02
曼珠沙華

小説に天の夕顔曼珠沙華
散歩道に曼珠紗華がその盛りを終えようとしていた。私には曼珠紗華には「情熱」というか、何かそんなものが感じられる。中河与一の「天の夕顔」には、今は失われた(?)純真な愛というものが書かれているのをご存知だろうか?私が京都に1年間いた事から、この小説にそういう事を感ずるのか?(冨山市有峰の大多和峠に著者自らの揮亳よる文学碑があるが・・・・ちなみにこの峠は薬師岳の全容を眺める絶好の地)、小説の舞台の有峰が、我が故郷に近いせいもあるからなのか?とにかく良く分からないがこの句ができた。残念ながら、東京の句会では一人の「選」もなかった・・・・・・・・。
2015.10.02
秋の雲
2015.10.02
秋の榛名
2015.10.02
古き石仏
2015.10.02
石仏
2015.10.02
大谷観音

蝉時雨石の恵みの観世音
9月に吟行で宇都宮の先輩T氏、K氏と大谷の観音様をお参りした。昭和55年から61年まで宇都宮で仕事をしていたのに、始めてである。仕事とゴルフだけの時代を過ごしたのはもったいな・・・。大谷磨崖仏は千手観音像、伝釈迦三尊像、伝薬師三尊像、伝阿弥陀三尊像の4組10体の石心塑像が4区に分かれて彫出されている。このうち千手観音像は、現在大谷寺の本尊である。大谷磨崖仏は大分県臼杵市の臼杵磨崖仏と並んで学術的に非常に価値の高い石仏とされ、国の特別史跡に指定され、彫刻として昭和36年国の重要文化財に指定されている。千手観音像と伝薬師三尊像が最も古く平安時代中期から鎌倉時代にかけての制作と推定されている。周辺には大谷岩陰遺蹟と呼ばれる縄文時代の遺跡があり、当時から人が生活していた痕跡が見られる。凝灰岩の山の西南側の洞窟の壁面に造立された石心の塑像に感動した。
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