| Home |
2015.11.29
冬暁浅間

ゆったりと冬の浅間となりにけり
11月29日早暁の浅間山である。お天気が悪く暫く姿を現さなかった浅間山。今朝はゆったりとした山容を見せてくれた。やはり雪を頂いた浅間は素晴らしい。旧師前田普羅の句、「大いなる足音聞いて山眠る」 がぴったりとする山容ではある。沈黙の冬の山を形容して山眠るというのは、すでにこれだけで俳諧味があり、詩があるといえよう。山によっていろいろな眠り方がある。
2015.11.28
今朝の珈琲

雪嶺の浅間に今朝は乾杯を
今朝の浅間は晴れ晴れとしすっきり見える。その雪嶺に乾杯!!と珈琲を淹れた。ニカラグアである。あまりポピュラーではないが、ニカラグアは他の中米のコーヒーよりは柔らかく、甘味が強く、酸味の質もすっぱくな、華やかで日本人によく合い、フル―ティなコーヒーと言えよう。散歩の後のコーヒーがとても美味しい。
2015.11.28
浅間の雪

霜月の普羅の浅間に映ゆる雪
今朝の寒さはこの冬一番の摂氏3度くらいと思ったが、散歩の後の浅間がとても綺麗であった。散歩コースを一廻りして我が家の前から、今までにない景色が見えた。雪の浅間はとても美しい。旧師前田普羅に「奥白根かの世の雪をかがやかす」の句があるが、今朝の浅間は輝いて見える。私が前橋に住む所以である。
2015.11.28
誕生日

賜はりし花にも冬日さす一日
11月27日は小生の誕生日。子供達からのお祝いの花にも、我が心にも冬の日がやんわりと射すそんな初冬の一日であった。
会席料理の本を何冊も書いてらっしゃる、名料理人小坂禎男の息子さん御夫妻が営んでいる会席のお店の「喰切料理」が、ホント、殊更というべきか、とても美味しく感じた一日でもあった。人生は素晴らしい!!
2015.11.28
秋惜しむ

秋惜しむ妙義水面に幽かなり
早稲田の先輩K氏と梅の郷ゴルフ倶楽部で久しぶりにプレイをした。10月はやたらゴルフが入ったが、11月はのんびりできる。このコースは挑戦心を掻き立てるコースで加藤俊輔の設計である。写真はアウトの9番。バックでは180ヤ―ドだが、当日はレギュラーで143ヤード、アゲインストなので155ヤードくらいであった。面白いショートではある。私には深秋の妙義山が気になった。池面に映る妙義は幽かであり、いかにも秋を惜しんでいるようだ。私自身も上州はこれから冬に入ると強く感じた。そういえば・・・・立冬もはや過ぎて、11月は10日のゴルフであった。
2015.11.08
河鹿橋

湯の川に紅葉かつ散る河鹿橋
伊香保温泉の湯元付近にある「河鹿橋」は毎年秋になると紅葉が名所となっている。紅葉、楓、椚、うるし等が一斉に色ずき素晴らしい紅葉が楽しめる。太陽に照らされた色鮮やかな紅葉、そして人工的な光に照らされた幻想的な紅葉。「河鹿橋紅葉ライトアップ」の様子は、一味違う「魅了される光景」ではある。私は昨晩は2次会まで飲んでて見る事ができなかった。そこで、朝6時にホテルをでて、6時30分頃であっただろうか、この季節ではまだ朝早い時間の「紅葉」見学となった。早暁の紅葉もまた素晴らしかった。なおかつ私には、湯元に近いせいか川の色が鉄分を含んで茶色になっていたのが実に印象的であった。さすが伊香保温泉である。これからホテルに戻り朝風呂につかろう。
2015.11.08
夕映えの子持山

爽やかに今夕映えの子持山
忘年会に少し早いが伊香保に来た。「ホテル木暮」の玄関から子持山が美しい夕映えの姿を見せている。夕映えとは、夕方の薄明かりにものの姿がくっきり浮かんで見える事と理解しているが、まさしく薄紫に浮かびあがるように見える。子持山は群馬県北西部の沼田市と渋川市との境界にある標高1296,1mの火山である。左側には小野子山が連なる景色は素晴らしい。清々しい、秋のここちよい気分が漂う。
2015.11.08
本坊

日に映えて紅葉本坊に溢れけり
神社の本坊というと普通は住職の住む僧坊のことだが、榛名神社の本坊は、実際には門前にある蕎麦茶屋である。しかしながら、門構えといい庭といい歴史を感ずる。いつも車を置かせてもらい参拝に行くが、その帰り、本坊の古い門構えをくぐると、日に映えて紅葉がとても綺麗であった。甘酒を頂きながら、写真を撮った次第である。本坊の庭に溢れんばかりの紅葉である。黒い犬がうっつらと居眠りしていた・・・・・。のどかな1日である。
2015.11.08
天の気

天の気も御姿岩も粧ひし
榛名山の中腹にある榛名神社は、第31代用明天皇(585~587)の時代に創建されたといわれている。そして、本殿は200余年前の文化3年に再建され,御祭神は後方の御姿岩の洞窟の中に祀られている。私には本殿と御姿岩の写真を撮るのは憚られたので、「双竜門と鉾岩」の写真を掲載した。その大迫力の景色に圧倒される。そして、双竜門をくぐり、本殿の脇にたつと、御姿岩に天の気が降りて来る様な感じがするのである。しかも、御姿岩同様、天の気までもが美しく紅葉し、粧っているようにさえ感ずる。まさにパワー・スポットと言われているのも頷けるのである。榛名神社は、創祀以来1400年、奇岩、怪石に囲まれ、老杉や古桧に覆われるなか、清らかな川が流れ、国指定重要文加財の社殿群がたたずみ、正に比類なき霊域であることを感じさせる。
| Home |