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2015.12.16
枯深む覚満淵

枯深む赤城大沼覚満淵
荒涼たる景色の赤城大沼と覚満淵である。新緑の頃は水芭蕉も咲き散歩コースには最適の覚満淵ではあるが、すでに12月7日になるとさすがに如何ともしがたい。案内には、「赤城山は山だけではない。水辺レジャーとワカサギ釣りの大沼、高層湿原の覚満淵、静謐な美しさの小沼。外輪山に抱かれて清澄な水をたたえる3つの湖沼が、高原リゾート赤城山のもう一つの魅力である。」とでていたが、余りの寒さと赤城山の奥行きの深さに兄もビックリしていた。
2015.12.16
赤城神社

冬の日の朱に煌めける大明神
正式名称は赤城神社であるが、他の赤城神社と区別のため「大洞赤城神社」とも呼ばれる。関東地方を中心として約300社ある赤城神社の、本宮と推測される1社である。創建は不詳。社伝では、豊城入彦命が上毛野を支配することになった際に、山と沼の霊を奉斎したという。その後、允恭天皇・用明天皇の時代に社殿を創設したと伝える。大沼の東岸に突き出した子烏が島に鎮座する。水神を祀る。いずれにしろ、群馬といえば赤城山。榛名山、妙義山と並んで上毛三山の一つに数えられ、日本百名山の一つでもある。7日(月)に来群した兄がまずは赤城山に行きたいといったので案内した。カルデラ湖の大沼の周りは豊かな自然に恵まれ四季折々の風景が楽しめるが、今日は摂氏1度。些か寒かった。
2015.12.16
冬暁赤城山

冬暁やひっそりあけし赤城山
何故かひっそりと赤城山があける。前橋に居を構えて暫く立つが、冬暁の瞬間の景色ではある。冬の朝はおそく明け、寒気厳しく、身の引き締まる思いがある。「冬暁けの岩に対(むか)ひて人たてり」(辰之助)の句があるが、北関東の冬暁赤城山。兄の来群を待っている。
2015.12.16
干柿

極月の干し柿黒くなりにけり
今年は暖冬のせいか、我が家の干し柿もなかなか固くならなかった。時期が来て寒さが増したら、何故か黒くなってきた。出来栄えが些か心配ではある。兄への御もてなしの一つにしたいものだが・・・・・・・。干し柿のインテリアめく連子窓(泉田秋硯)柿干して借景狭くなりにけり(飯塚ゑ子)の句もあるが、風流ではある。
2015.12.16
剪定

例年の如剪定を終へ師走
早いものでもう師走となった。毎年来て下さる「庭友」さんが今年も月初に剪定をして下さった。故郷では兄が雪囲いも終えたので、久しぶりに前橋の我が家に遊びに来てくれるとの事。予定は7日8日なので間にあってよかったと思う。関東はお天気が続く。万太郎の「大空のあくまで晴れし師走かな」の句を思いだす今日この頃ではある。
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