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2016.08.26
蓮の香

蓮の香や未明の空に手を合わす
仏教では涅槃の境地を象徴する神聖な花とされ、仏はこの花の上に座す。また、泥の中から伸びて美しい花を咲かせるところから、中国では聖人の花とされた。蕪村に「蓮の香や水をはなるる茎二寸」の句があるが、私には何故か精神性の高い花に感じられ、思わず手を合わす仕儀とはなった。
2016.08.26
蓮の花

戦いの歴史重たき蓮の花
八月になるといろいろ思いだす。「八月や六日九日十五日」というどなたかの句もあるが・・・・。人類の歴史は戦いの歴史でもある。平和という言葉がむなしい気もするが、泥の中から咲く蓮の花に何故かほっとするのである。一人一人の人間は美しい心を持っている。
この世は捨てたものではないとも思う。うつし世を浄化し給へ蓮の花(竹内悦子)の句がインターネットに載っていた。
2016.08.26
チングルマ

褐色の冠毛揺らすチングルマ
花びらが散って、そう果と呼ばれる果実から花柱が伸びて羽毛の様に見える。その羽毛が車輪状になるので、稚児車(ちんぐるま)と呼ばれる。5枚の白い花びらも綺麗であるが、私には冠毛の揺れるさまも何ともいえず美しく感じられる。この様な花を見れるのも、登山の醍醐味であろう!!山は良いなぁ~とつくづく思う。
2016.08.26
ケルンと御来光

御来光共に語りし友思ふ
白馬岳頂上からの御来光の素晴らしさはなんとも言えないものがあるが、白馬山荘の裏山にはケルンが見られた。ケルンには、山頂や登山路を示す道標という意味もあるが、塚(墓標)の意味もある。したがって、このケルンは祈りの意味を込めて1個1個積み上げられたものかどうかは分からない。しかし私には、高校の同期で、勤務先の同期でもあった平塚一博(氏)が思いだされてならなかった。黒部下の廊下で亡くなってから何年経つだろうか?共に赤坂の職場で良く山の話をしたものである。
「いつかある日」の1節を思う。
「友よ山に 俺のケルンを 積んで墓にしてくれ ピッケル差して 俺のケルン 美しいフェイスに 朝の陽が輝く 広いテラス」
2016.08.26
岩壁

岩壁の襞それぞれの晩夏かな
白馬岳頂上からの剱岳の威容。私には冨山からの姿が頭に叩き込まれているが、白馬岳からの剱岳も素晴らしい!! 友人にロック・クライマーがいるが、皆それぞれに岩壁に思いというか思い出があると思う。それほどに剱岳の岩壁は凄い。いわゆる「大屏風岩」がその代表である。ちなみに日本三大岩壁と言われているのが、剱岳に加えて、穂高岳の「屏風岩」、谷川岳の「一ノ倉沢」である。
2016.08.26
朝焼け
2016.08.26
白馬岳御来光

御来光絶壁まさに鎮まれり
白馬山荘の裏山に登り御来光を見た。いつどこで見ても御来光は神々しい。カンチェンジュンガをタイガ―ヒルで見て以来であろうか?この写真みると左側に白馬岳頂上がある訳だが、その絶壁が何ともいえず良い。絶壁まさに鎮まれりである。
2016.08.26
白馬大雪渓

アイゼンを付けて踏み出す大雪渓
8月初旬白馬三山に挑戦した。温暖化のせいか、意外と白馬大雪渓は小さく感じたが、やはり久しぶりのせいか緊張感が漂う。ほとんど直登の感じで先に出発された先輩3人を追う形で急いだ。猿倉出発の時間から考え、1時間30分を短縮すべく急いだので、雪渓の登山についてはあまり記憶に残っていない。もう少し楽しんで登れば良かったと思う。
2016.08.02
雲間の赤城山

夏霧と雲間に浮かぶ赤城山
今朝の赤城山は夏の霧と雲の間に浮かんで見える。ほっと一息入れるには勿体ない様な景色ではある。水沢山からの赤城山も格別だと感じられる。秋霞赤城をとほき山とせり(秋桜子)、秋風や野に一塊の妙義山(蛇笏)もあるが、夏の赤城山も素晴らしいものがある。
2016.08.02
薊咲く

薊咲く十二神将癒やすかに
水沢山(1,194m)の9合目、丁度尾根に出て視界が広がる場所に、樹林帯を上がって来た事を癒やすかに小仏が鎮座していた。良く調べると12神将であることが分かったが、何かの役割があってこの場所に鎮座しているのであろう。ここから真下に見えるゴルフ場は、渋川CCであろうか?それとも霞山CCであろうか?今日は赤城山が良く見える・・・・・。7月6日の出来事である。先月は何とも忙しく、あっという間に、8月になり、もう2日である。
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