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2016.11.30
眠る浅間山

ゆったりと眠る浅間山(あさま)となりにけり
11月26日早朝の浅間山は何故かゆったりと眠っている様に見えた。25日(日)早朝の浅間山とは、時間も少し遅かったが、雰囲気が全然違って見えたのである。こういう浅間も大好きである。旧師前田普羅は「大いなる足音きいて山眠る」と詠んでいる。沈黙の冬の山を山眠るとはいうが・・・・・。普羅の句は格調高く雄大である。
2016.11.15
枯芒

上毛(かみつけ)の風と戯むる枯芒
ここ上毛野国(かみつけのくに)は、上州の空っ風(別名、赤城颪)が有名である。また上州名物の3つの「か」は「かかあ天下」と「空っ風」と「雷」である。何れにしろ、「空っ風」は主に山を越えて吹きつける下降気流の事を指し、山を越える際に温度、気圧ともに下がる事で空気中の水蒸気が雨や雪となって山に降る為、山を越えて来た風は乾燥した状態となる。特に群馬県で冬に見られる北西風のことをいう。その風と戯れている枯芒・・・・。何か北関東に生きる強さみたいのものを感ずる。旧師前田普羅は「佐渡を見る人来て坐る枯芒」と詠んでいる。
2016.11.15
山茶花

山茶花に冬の日差しの和む頃
穏やかな日差しを浴びて一輪の山茶花が咲く。11月の15日(火)にもなるのに、昨晩の雨の後、とても暖かい朝である。凛とした感じがする山茶花とは違う和やかな感じがとても印象的な山茶花の花ではある。
2016.11.12
冠雪の浅間山

冠雪の浅間煌く白さかな
ここ2・3日の朝晩の冷えのせいか、あっという間に浅間山が真っ白に変身した。前回ブログの浅間山の写真は11月6日(日)だから、見事という他ない。我が家の門の前から、午前8時、ご近所のIさんの家の車庫越しに浅間山を撮ったものである。郷土の誇る立山連峰も真っ白に姿を変えているだろうか?幸せな瞬間ではある。
2016.11.08
深秋の浅間山

穂芒のかなた夕日に輝る浅間
軽井沢ゴルフ倶楽部でのゴルフの後、高速に向かう途中に浅間山がくっきりと浮かんで見えた。秋の夕日を浴びながら、浅間山が輝いて見えたのである。何故か寂しさも感じられたが、ゆったりとした存在感がある。
信濃なる浅間の嶽に立つけぶりをちこち人の見やはとがめぬ(拾遺集・恋)うつり行く蝶々ひくし秋の山(普羅)うす靄の日ざす疎林に秋の嶽(蛇笏)信濃路やどこまで続く秋の山(子規)
2016.11.08
紅葉の軽井沢ゴルフ倶楽部

紅葉を味はひ歩くゴルフかな
軽井沢は標高945m前後であるが紅葉は素晴らしい。特にこのコースはのんびりとゴルフを楽しむには最高である。廣野ゴルフ倶楽部、東京ゴルフ倶楽部と素晴らしいコースは多々あるが、評価も分かれると思うが、私は軽井沢ゴルフ倶楽部が最高だと思う。なんといっても、この時期の紅葉がとても美しく、ゆったり楽しむには最高と思えるのである。
2016.11.08
深秋の軽井沢ゴルフ倶楽部

白樺と黄葉の彼方浅間噴く
「軽井沢ゴルフ倶楽部」インコース15番だったと思う。右側に落葉松が黄葉し、とても美しく、白樺の樹の白さがその中で映える。そして、浅間山が深秋の色をして右前方に姿を現した。噴煙が見える。まさしく至福の時である。
旧師前田普羅の三部作の句集のひとつに「春寒浅間山」があり、私は浅間山に思い入れがある。だから、浅間山は春夏秋冬全て素晴らしいと思うが、それにしてもなんという美しい景色であろう!!軽井沢ゴルフ倶楽部が素晴らしいと思う所以である。
2016.11.08
紅葉の榛名湖畔
2016.11.08
紅葉の榛名富士

粧ひて湖面に映る榛名富士
榛名山も紅葉に彩られて来た。山肌の模様が湖面に映って美しい。上毛三山の中でこの様な雰囲気を出しているのはここ榛名山だけである。赤城山、妙義山ともに個性の強い山ではある。「湧きのぼる霧むらさきに榛名富士」(相葉有流)の色紙の句を思いだす。大変お世話になった小関 博さんのお隣にお住まいになり、インド哲学の先生をなさっておられた相場有流氏の句である。
2016.11.08
深秋の榛名富士

深秋の水面静かに榛名富士
この時期の榛名湖畔は、静かで何ともいえず良い雰囲気である。まるで、一人で散歩をしたらどうかと言われているようだ。11月4日(金)、伊香保温泉に泊まり、5日(土)の朝、澄んだ空気の中を一人で歩いて来た。榛名湖の波は穏やかで、「逆さ榛名」がくっきりと湖面に映っている。榛名を愛した竹久夢二の歌碑が湖畔にあるが、彼の気持ちも頷ける。
2016.11.08
白き薔薇

透き通る白さ重ねし冬薔薇
真紅という言葉があるが、真っ白とか純白では言い表せない色合いは、なんと表現したら良いのだろう。「透き通る白さ」というべきか・・・・・、素晴らしい薔薇が咲いていた。思わずシャッターを切ったが、上手く写せないもどかしさがある。自然は素晴らしいの一言でかたずけてよいのだろうか?
2016.11.08
紅薔薇

自らの紅尽くしをり冬の薔薇
真紅といえばよいのだろうか、澄みきった空に紅の色が映える。なんとも云えない冬の薔薇・・・・・。前橋市敷島公園は枝垂れ桜も素晴らしいが、この時期になると薔薇園をのぞきたくなる。いろいろな種類があり、高い香りを持つものが多い。やはり花の王と称されるのは尤もである。
2016.11.08
妙義の秋

秋の雲黒き妙義に離れざる
ぽっかりと浮かぶ秋の雲。深まる秋に輪郭が黒くはっきりとし、妙義山の存在感が増す。秋風や野に一塊の妙義山(蛇笏)とは、よくぞ詠んだりという感じである。それにしても今日は雲が動かない・・・・。
2016.11.08
深秋浅間山
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