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2016.12.30
八ケ岳を恋ふ
2016.12.30
八ケ岳遙か

雪の夜の雪の精ともピアノの音(ね)
27日夜雪がしんしんと降りだした。ピアノを聞いているととても心地良く、雪の精とピアノの音が一体化する。雪の精・・・すなわち雪の精霊、雪の妖精をも想起させる。「その肌は透き通るように白く、長い髪は銀色にキラキラとひかります。あまりにも美しいので人間たちは雪の精をみると、みんな逃げてしまうのでした」と、どなたかの詩に書いてあった。そんなメルヘンチックな調べである。確かに、目をつむると「くるみ割り人形」雪の国、雪の精の踊りの情景が・・・・・・・。雪を待っていた。
2016.12.30
シ―ル

縞枯山(しまかれ)にシ―ル登行為す人と
先輩の中に一人S氏は山に登られるようだ。シール(seal)を持って来ておられ、山スキー用の板とバッケンをつけていた。ご存知のようにシールは、アザラシの皮の事である。山の唄に「シ―ルはずしてパイプのけむり~」という歌詞がある。即ち、スキー登山の際の、後滑り防止用にスキー滑走面につけるアザラシの毛皮のこと。S氏は友人に線香を手向ける為、剱岳によく来ておられ、話があった。
懐かしい故郷の、山の話は尽きない。
2016.12.29
雪の夜

酔ひしれてショパン聴きゐる雪の夜
横谷峡にある横谷温泉旅館は、古い旅館だが夜8時からロビーで若いピアニストがクラシックを弾いてくれる。昨晩(26日)ちょっと覗いたら、幻想即興曲がはじまった瞬間であった。酔ったいきおいで聴いたわけではないが、とても心地よい一時であった。我々のグループの中で、一人だけ先にお聴きになっていた大先輩のA氏にこの様な趣味があったとは・・・・・。サプライズであったが、さすがではある。実は・・・・私もクラシックが大好きで、学生時代は東京文化会館、日比谷公会堂等へ、チャンスがあれば聴きにいったものである。今宵(27日)は、連弾とのことであったが、一人が体調不良の為、急遽一人で弾くことになった。チャイコフスキーから始まり、ショパンへと続く。ショパンはエチュード、ノクターンの2番、ポロネーズ第6番「英雄」とポピュラーな曲ばかりであったが、なかなかであった。最後に「故郷」を全員で唄う趣好だったが、作曲家か作詞家が郷土の人なのであろうか・・・・・・?何故か、明日はきっと滑れるような気がした。
2016.12.29
雪を待つ

山の湯に雪待つ顔の揃ひけり
翌27日は、雨でスキーができない。朝から露天風呂とビールである。鉄分を含む素晴らしい温泉だが、露天風呂へは、遠くとても寒い。だが、雪は降らないのである。どう考えても、温暖化現象の影響なのだろう、実に困ったものだ・・・・・・。と、いうことで、温泉に浸かる何れの顔も、何かもの足りない感じがする。「雪待つ顔」と詠んでいいのだろうか? 本日は、北澤美術館、諏訪大社(秋宮)に祈願、御柱を見学、そして美味しい鰻のコース・・・・らしい。地元のK先輩ご夫妻が素適な代案を見つけてくれるだろう。しかし、なかなか初滑りとはいかない。雪降るを待ち山峡の温泉(ゆ)に浸る(誠)の方がぴったりか・・・。
北澤美術館、エミール・ガレの作品の中で、「矢車菊文月光色花瓶」に感動したのは私だけであったろうか?2Fの後藤純男「清水寺」も心に響いた。平成28年度はヒマラヤで始まり、蓼科で(諏訪で)感動できるものに出会え、とても素晴らしい年であった。
2016.12.29
初滑り

白樺の道を八ケ岳(やつ)へとスキー行
12月26日午後、仕事を半日で終え、八ケ岳山麓へと向かう。雄大な景色であるはずだったが、当日は曇り。個人的に、快晴の八ケ岳を頭に描きひた走る。蓼科へ続く道には,牧場(長門牧場、蓼科牧場)があり、かつ白樺高原スキー場等々・・・、私には、白樺並木が続く道はとても素敵な道だと思える。展望台は海抜1700mの「女の神展望台」ぐらいしかないが、八ケ岳や広大な南アルプスを眺める事ができる。いずれにしろ、今晩は横谷温泉旅館泊である。久しぶりに学生時代の諸先輩と会えるのがとても嬉しい!!また、 なんと言っても、ここは旧師普羅が詠んだ、「霜強し蓮華と開く八ケ岳」(普羅)の地である。心が騒ぐ。
2016.12.15
雲の影

雲の影裾を巡らせ山眠る
今朝は本当に冷えて、車に乗って外気温度を見たら摂氏0度であった。空気が凛として、気持ちが引き締まり、結構好ましい感じがする。 午後になり、浅間山を見たら、雲の影が山裾を巡り、何とも言えない風情であった。雪煙と噴煙の区別がつかないが、これが浅間山の本来の姿なのであろう。 「大嶺の集まり眠る国境」(たかし)がある。 今晩はこれから銀座で飲み、明日は高坂CCでゴルフ・・・・・、それはそれで楽しみだが、やはり、山も良いなぁ~と心から思う。
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