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2017.10.14
すさまじや

すさまじや修行場たりし奥の院
千巌渓は全山不動信仰、仏緑の聖地となっている。そこには、双岩抱き合う妹背岩、外に点空石、炉壇石、鯉梯石、蝦口石等、風味溢れる岩石が自然に配置され、それを縫って清水が流れている。そして到る処に瀧を作り白雲の崩れる如く、白竜の躍る如く飛沫を上げている。梵鐘の音色と和して六根清浄の和讃に溶け込んでいる・・・・。
いずれにしても、古くは修行僧が厳しい修行を自らに課し、真言密教の教えを学ぶ場としていたのであろう。初めて訪れた千巌渓の奥の院。
2017.10.13
大岩不動

南無行基護らせ給へ秋の蝶
冨山に大岩山日石寺がある。大岩山は古くから不動明王に帰依する祈願所として北陸一の霊場とされています。山内を流れる大岩川は、奇石怪岩重畳、いたるところに瀧を懸け、洞をうがちます。目には新緑重蒼たる渓谷の美を、耳には滝と水や木魚や鐘の音が六根清浄の和讃に和して静かな調べとなって心を和らげます。
千巌渓は全山不動信仰、仏緑の聖地となっているが、凝灰岩の洞の中に行基(菩薩坐像)が祀られており日石寺の方角を向いている。本堂の不動明王像は、真言密宗の総本山日石寺の本尊として全国の信者の帰依を集めています。
日石寺の創建は神亀2年(725)行基が開いたのが始まりと伝えられています。古くから立山信仰の一端として寺運も隆盛し最盛期には21社60坊を抱える大寺として名を馳せました。
俳誌 「辛夷」 の年次大会の翌日、硯星さん、芳雄さんのご厚意で大岩不動を吟行した。美那子さん、のぶ子さんも加わり素晴らしい吟行となった。磨崖仏・不動明王坐像は特に素晴らしかった。また行基菩薩坐像はやや遅れて掘り出されたようだが、その千巌渓・奥の院に虹が懸っており、秋の蝶が舞っていた。
我々も秋の蝶の様な存在に過ぎないのであろうか?護らせたまえと自然に言葉がでてくる千巌渓ではあった。それにしても、冨山にこんな素晴らしいところがあったとは・・・・・。句友に心から感謝するばかりである。
2017.10.13
秋深む

囲碁ゴルフ大会続き秋深む
先日町内の囲碁大会があった。トーナメント戦で実施されたが、サプライズという言葉がぴったりで、私めが優勝してしまった。何はさておき、本人が一番驚いてしまった。まさしく諸先輩のお陰と今年は精進するつもりである。しばらくして、10月5日・6日の軽井沢でゴルフコンペがあった。これも、運良く、まさしくパートナーとハンディーに恵まれ、優勝した。
不思議な出来事が続いたが、よく考えると、日頃お教え頂いている、石坂さん(囲碁)、横尾さん(ゴルフ)のお陰であろう。
感謝あるのみである!!
自然は変わらない感じがするが、とにかく日の経つのは早い。
秋深き石やひとごゑあたたかし(楸邨)の句がある。
落葉しげく草木は枯れ、大地は蕭条としてくる。大気にも、日ざしにも秋は深まっていく。
2017.10.13
月の暈

二次会へ渡りし庭に月の暈
「たいきの会」の仲間が集い、ワインで夕食を味わった後の2次会に行く途中のことである。仲秋の名月だった思うが、月に暈がかかっていた。よく吉兆の兆し・・・とも言われる。 と、いう事で、自然と人が集まり写真を写そうということになった。なんとも、素晴らしい夜ではある。皆さんの笑顔もとても素適です。軽井沢に集まった素晴らしい仲間達に幸あれ!!
「暈」は広辞苑には、太陽または月の周囲に見える光の輪。光が、微細な氷の結晶から成る雲で反射・屈折を受ける結果生じる。広義に光冠をも含む。暈(うん)。光環。と、でていた。
(於:軽井沢)
2017.10.13
秋冷浅間

雲を置き秋冷浅間静もれり
この季節の浅間山は何故か静かでとても好きである。10月5日(木)午前中のことである。太平洋クラブ軽井沢コース・マスター室前からの景色であるが、何時もここからの景色は写真に納めている。夕澄みて秋冷の岳そろひけり(有働 享)の句もあるが、朝がたの景色も素晴らしい。
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