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2018.11.30
菊の花

山峡のうつくしき里菊の花
片品村に花咲という場所がある。雄大な山々の美しさ、稜線を見渡すこの美しい里、そこが花咲である。訪れる人が誰も心優しくなれる場所という。確かに・・・尾瀬の帰りに寄りたくなる山里ではある。
紅葉を見にいったが、温暖化のせいか今イチであった。以前寄ることができなかった、「花咲の湯」の解放的な露天風呂で、一汗流していこうと思って、立ち寄ったところ、思わずも「菊の花」が玄関に飾ってあった。白がとても美しい。いっぺんに気分が良くなり、少しのんびりさせて頂いた。
いざよひのいづれか今朝に残る菊(芭蕉)、たましひのしづかにうつる菊見かな(蛇笏)、まらうどに礼をつくして菊白し(蛇笏)、み仏のゆたかなる胸菊の花(福田蓼汀)、よく続く菊の日和の一と日かな(年尾)、等々を思う。
2018.11.30
駒ケ岳凍てて

冬日射す普羅の短冊我がもとに
誕生日真近の晴れの日、本郷の書店からうれしい連絡があった。私が俳句を始めるきっかけになったというか、常にリスペクトしている旧師・前田普羅の「甲斐の山々」の五句のうち一番すきな、「駒ケ岳凍てて巌を落としけり」 の短冊が入手されたとのこと。余りの嬉しさに何といってよいか分からないくらいであった。
思えば今年4月29日であったろうか、山梨県北杜市実相寺を訪れ、境内から甲斐駒ケ岳の雄姿を撮って来た。樹齢2,000年の神代桜も見事であったが、甲斐駒ケ岳も実に美しかった。そんな思いが通じたのであろうか、長年探して来たのに全く入手できず正直諦めていたのに、今回のように、手に入る時は突然に手に入るものである。
前田普羅の様な、句柄の高い品格のある句を、生涯に一句でも詠めれば幸いである。
2018.11.28
家族

家族てふ絆の重さ小春とて
最近のお天気はまことに暖かく、まさに小春日和である。季節は冬であるが、まるで春のような陽気だ。子供の笑顔を見ていると、家族というのは良いものだと実感する。
うれしくは開け小春の桜花(子規)、みほとけの掌に吾ありや小六月(源義)・・・・上手い句はいっぱいあるが、やはりシンプルな句が望ましい。人生と同じかもしれまい。
家族、友人、その他いろいろ、仲良きことは美しきかな(実篤)である。
2018.11.28
柿二つ

持つ手より勝る大きさ柿二つ
家内が送った柿が気に入ったのか、自分の手より大きな柿を持って離さない。長女がちょうだいと言っても渡すふりをして、後ろ向きになる。相当気に入ってる様だ。ご機嫌な様子。
そくさいの数にとはれむ嵯峨の柿(去来)の句、なぞ思いだしながら・・・うふふ という感じである。
2018.11.28
一升餅

朝寒に祈る願いの一升餅
お祝いと言えば、子供の一歳の誕生日を祝う儀式、一升餅がある。タ―坊は10月に我が家に来たので家内が餅を作った。①一生食べ物に困らないように。②これからの一生が健やかになるように。③丸い形から円満な人生を送れるように。と、一歳までの成長を祝うとともに行われる儀式である。
タ―ちゃんは少し熱がでたのか、ご機嫌斜めで大変だった。でもママにだっこされるとにこっと笑ってくれた。なんとか家内の気持ちも報われたようだ・・・。
それにつけても、百年時代に生きるタ―坊の人生に幸多かれと祈るばかりである。
2018.11.27
古希の会

ポーズとる子もいて和む小春かな
「とうふ屋うかい亭」の庭から東京タワーが見える。昭和23年生まれの私の「古希を祝う会」にはぴったりかもしれない。食事会の後、庭を軽く歩き、記念写真をお店の方が撮ってくれた。よく写真を見るとタ―ちゃんがポーズをとっている。まだ1歳と2カ月なのに・・・・。とにかく、タ―ちゃんはしぐさ等、全てが可愛い。親バカならぬパピ―(祖父)バカそのものである。
ともどもに月日はるけき小春かな(龍太)を思う。幸せな1日であった。
2018.11.27
古希祝う

冬紅葉笑顔絶えなき古希の会
ゆったりとした懐石料理で「とうふ屋うかい亭」の食事会はすすみ、初孫のタ―ちゃんは家内と遊んでいる。その笑顔を見ていると、年をとる事もまんざらではないなぁと思える。
長女がインドへ行き、次女が留学からそのままパリに住んでいる事を考えると、日本で家内と二人で生きていくしかない。健康に注意し、子供達の世話にならない生き方をしようと実践してきたつもりだ。思わずも、意図してなかった「古希のお祝い」を、東京(日本)でして貰えるとは、なんたる幸せ。優しい旦那の顔と初孫の笑顔が殊に嬉しい。
現在、「左肩腱板断裂」の手術後3ヶ月。週2回のリハビリで漸く左肩が90度まで上げれる様になったが、この二人の笑顔をみると、益々頑張って、あと10年は好きな登山、スキー、ゴルフをして楽しみたいと思う。
2018.11.27
古希

紅葉の庭眺めつつ古希祝ふ
本日は11月27日とういうことで、小生の70歳の誕生日である。所謂「古希」を迎えることになった。あっという間の70年と思うが、よくぞ生きて来たものである。というのは、若い頃、山で遭難したり、交通事故で2度ほど死にそうになったり、等々,を思い起こすと運が良かっただけとしか思えないからである。言える事は、まだ為すべき事があるから命がある。もしくは、まだまだ社会に貢献したりないのかもしれない。
唐の詩人杜甫の詩・曲江(きょっこう)「酒債は尋常行く処に有り 人生七十古来稀なり」から、「古希」という言葉がある。70歳まで長生きする者は、昔から少ない。 ということで、節目のお祝いである。しかしながら、リンダ・グラッドン「ライフ・シフト」ではないが、100年時代を生きているとなるとまだまだという気もする。少なくとも、あと10年は登山・スキー・ゴルフはしたいものである。
長女夫妻・初孫の聖君、家内に囲まれての「古希のお祝い」は最高だし、「とうふ屋うかい亭」の庭の紅葉も綺麗である。2階の座敷からの景色もなかなかであり、今日セットしてくれた長女夫妻に感謝したい。タ―坊も実に可愛い!! 小生は結構幸せ者である。 感謝。感謝。
2018.11.27
再び逆さ富士

再びの逆さ富士見る今朝の冬
やはり富士山は美しいと思う。我が日本の誇りであり象徴でもある。左肩の怪我により鬱屈していた気持ちが解れる気がする。しかも、運が良く、久しぶりの「逆さ富士」になっていた。「晴れてよし 曇りてもよし 富士の山」と、どなたかが詠んでいたが、まさしくそのとおりである。
2018.11.27
ハロウィン

ハロウィン己が知らざる身となりて
タ―ちゃんも1年と2ヶ月、保育園でいろいろ教わっているのだろうか?突然こんな写真が送られて来た。ハロウインでカボチャに扮しているようだ。すっかりなりきっているところが、なんとも可愛い。
2018.11.25
茶屋跡

落葉舞ふ茶屋跡よりの渡月橋
最後に蘆辺茶屋跡に行った。茶屋跡からの渡月橋も格別であった。もう落葉がそこここにある。あっという間に時間が過ぎるのは年のせいばかりではないと思うのだが・・・・・。 月日は落葉の如く、舞う様に、あっという間に、地面に落ちるのであろうか。だからこそ、時の経つのは美しく切ない瞬間にもなるのであろう。
2018.11.25
紅葉かつ散りぬ

紅葉かつ散りて水面の彩りに
六義園には渡月橋がある。「和歌のうら 蘆辺の田靏の鳴くこゑに 夜わたる月の 影ぞさびしき」の歌から名付けられた石の橋。2枚の大岩の重量感が、あたりの雰囲気を引き締めている。
今日はその渡月橋の傍の紅葉が、「紅葉かつ散り」の状況で、水面に彩りを添えている。まことに美しい光景ではある。六義園に何度か来ているが、今日の渡月橋は素晴らしい。
2018.11.25
雪吊りの縄

雪吊りの縄美しき六義園
11月も中旬なので雪吊りがしてあった。全体的にもなんとも綺麗な感じがする。とりわけ縄そのものが私には美しく感じられる。稲を育てる、また稲の恵みで生きている日本ならではの美しさを感ずるのである。
大寒の星に雪吊り光りけり(久保田万太郎)、雪吊って百万石の構へかな(清水甚吉)があるが・・・・・。
2018.11.25
戦災を免れし茶屋

戦災を免れし茶屋小春かな
お茶会が開かれていた。小春日和のせいかのんびり優雅な気分にひたれるであろうし、ぜひ出席してみたいものである。今日は吟行ということなので、吹上茶屋でお抹茶を頂くことにした。とても美味しかった。
因みに、ここ六義園には「つつじ茶屋」があり、明治年間、つつじの古木材を用いて建てられたものである。戦災を免れ、現代にその希少な姿を伝えている。モミジの紅葉が見事である。
2018.11.25
紅葉の六義園

紅葉の朱も極まりて散りにけり
はりきって六義園に行ったがもう紅葉も終りに近く落葉がかなり見かけられた。素晴らしい紅葉の朱も極まって落ちたということだろう。確かに永遠に美しいままで有るはずもなく、これが自然というもであろう。
今年は温暖化のせいか、ずっと暖かかったような気がする。やはり寒暖の差がはっきりした方が木々も刺激を受けて美しく紅葉を見せるようである。しかし、さすが六義園である。
2018.11.25
六義園吟行

紅葉狩り異国の人の多さかな
11月18日(日)東京辛夷会の吟行を六義園で行った。幸いお天気に恵まれ吟行日和となった。小春日和のせいか観光客の多いのにはびっくりした。とりわけ異国の人の多さに驚いた。日本政府観光局のデータによると、この5年の間に約2,8倍に増え、2017年は2869万人とか。多い訳である。六義園もその例に洩れずというところか。
2018.11.21
キルフェボン

冬日和キルフェボンにて一休み
午後2時過ぎであろうか静岡に着き、一休みさせてもらった。銀座と青山に出店しているスイ―ツの店、キルフェボンは流石と思わせるケーキがいっぱいあった。私は躊躇わず大好きなブルーベリーで珈琲タイムである。久しぶりの静岡でのゆったりした気分に浸れた。
フランスパリに住む次女にラインしたところ、彼女は覚えていたようだ。さすがである。女性は特にスイ―ツの店は・・・・・・。また来たいものである。
2018.11.21
初冬の駿河湾

朝寒の三保の松原煌めきて
そういえば、10月に静岡会の集まりがあり新幹線で来た事があった。日本平観光ホテルから富士山が見えず、三保の松原まで車に乗せてもらって行ったが、やはり富士山は顔をだしてくれず、煌めく駿河湾をじっと眺めたものである。
海もとても素敵でした!!
2018.11.21
朝霧CCからの富士

朝霧に富士垣間見る小春かな
今日はなかなか良いお天気で、昔よく来たというか、人生初めてゴルフをした朝霧CCの入り口から素晴らしい富士山が見えた。河口湖からと違い、雪が少なく、「小春」という季語がピッタリあう富士山であった。
8月に手術をして以来、何処にも行く事も出来ずフラストレーションがたまる日々であったが、漸く素晴らしい景色を眺めることができるようになった。暫くゴルフも、スキーも出来ないが、それなりの楽しみを見つけ頑張る事にしたい。
2018.11.21
河口湖からの富士

傷癒えて雪の富士見る幸せを
8月に「左肩腱板断裂」の手術をして漸く3カ月経ち、長距離運転に挑戦し、家内の実家の墓参りに行った。11月16日(金)、関越道から圏央道を通り河口湖を通るルートにした。前橋を出るときはさほど良い天気とは思えなかったが、河口湖に行くと素晴らしいお天気となった。農業祭とかでやたら混んでいたが、何とかヴューポイントを見つけ、素晴らしい写真を撮ることができた。
最高に幸せ!!何はともあれ、最近は山を見ていると幸せな気分になる。
2018.11.21
雪の立山室堂

静けさに雪の室堂下山待つ
今年もはや11月となった。室堂は静かなものである。若い頃、この静けさが大好きであった。小屋の人達もそろそろ下山の準備に余念がなくなる。冬の立山は登った事がないが北アルプスの冬は厳しいと思う。(友人の須田氏からの写真)
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