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2019.11.30
金沢、犀川温泉「滝亭」

川端の紅葉散りたる湯宿かな(滝亭)
金沢で生まれた作家・室生犀星がこよなく愛した犀川。その流れをしばらく遡ったほとりにある、里山の自然に囲まれし湯宿・滝亭。そんな豊かな自然の景色を温泉と会席を肴に心ゆくまで味わう事ができた。
離れのラウンジは特にゆったりしており、好きな珈琲を味わいながら、静かで豊かなひと時を過ごすことができた。機会があればまた来ようと思う。
2019.11.30
鈴木大拙館

紅葉の浮かぶ水面の静けさよ(鈴木大拙館)
金沢が生んだ仏教哲学者・鈴木大拙の考えや足跡を広く国内外の人々に伝え、その理解を深めてもらい、来館者自らが思索する場として利用することを目的に開設された。鈴木大拙を真っ直ぐに伝える芯のある資料から大拙を「知る」ことに始まり、学集空間で大拙の心や思想を「学ぶ」ことを通し、そして思索空間で自ら「考える」ことに至る三つの行動を詩設計画と一体となって展開する構成である。
思わず金沢に住む友人に、金沢は素晴らしい!!とラインで送った。静かな思索する空間がそこにはあったのである。中年の欧米人がもう坐禅を組み瞑想していたのが印象的だった。金沢に来たら必ず立ち寄ることにしたい。
2019.11.30
雪吊り(兼六園)

雪吊りや木の頂きに乗る人も
金沢兼六園はやはり日本一の公園であると、爽やかとも言える初冬の蒼空のなかで確信しながら散歩した。また、いみじくも、その途中で、雪吊りの作業をしているのに出くわした。棟梁の方なのかどうか分からないが、木の頂きに人が乗り作業を進めていた。ただただびっくりしたものである。卓越した技術に裏づけられているのだろうけれども、危険とも思われる、素晴らしい作業風景であった。
家内と金沢には何回か来ているが、兼六園に来たのは初めてである。やはり素晴らしい公園であると確信できた。時雨亭でお抹茶を頂こうと思ったが、混んでいたのか時間制限があり無理であった。
2019.11.30
榛名湖の秋(令和元年)

紅葉には蒼き空ある榛名富士
11月9日の朝かとも思うが、あまりに天気が良いので、ホテル「木暮」から榛名湖を目指した。紅葉はすこし過ぎた感があったが、あくまでも蒼い空には榛名富士はなかなかのものがあった。逆さ榛名も見事である。
何故か、スッキリとした景色をみると心が晴れ晴れとする。大自然の力は偉大である。群馬に住んでいることを実感する瞬間ではあった。
2019.11.30
孫来群 11月

笑顔よき人集まりて小春かな
11月の大事なニュースは長女と孫のた―ちゃんが群馬に来てくれたことであろう!! 皆で笑い転げることもあったし、とても楽しい3日間であった。孫に留まらず、笑顔の良き人達に囲まれていたいと思うのは私だけではないであろう。
「みほとけの掌に吾ありや小六月」(角川源義)の句があるが、こんな可愛い孫に恵まれるとは・・・・・・・。
感謝!!感謝!! 他に言葉は要らない。
2019.11.30
誕生日71

年重ねなお前向く人に冬薔薇
古希を過ぎはや一年経った。11月27日で71歳になったのである。現実に年を重ねるごとに、いろいろな事が見えて来る。そういう意味では、一生勉強だし、年を重ねるのも悪い事ではない。ただ、最近怪我が多く、意識と自分の身体とのミスマッチが目立つと思う。昨年八月、「左肩腱板断裂」の手術をし、入院中病院でよく考えさせられた。
今年に入り、7月末から3泊4日での北アルプス蝶ヶ岳・常念岳の登山で相当厳しいものがあると実感できたし、10月末山中湖ゴルフコースでなんとかゴルフが可能になったが、当り前の事が出来てないと実感できた。即ち、手術後に実際やってみて、さらにその意識(ミスマッチ)を実感させられたのであった。
誕生日プレゼントとして長女夫妻から花を頂いた。品の良い薔薇であった。とても嬉しかったし、素直に生きなければとも思う。フランスの次女夫妻からのお祝いのコメントもなかなかであった。
「冬憶ふまじ今紅くナナカマド」(嶋田摩耶子)(どんな人も人生の冬に向かっている。それに備えてその日その日を一生懸命過ごせば心は安らかでいられる)の句もあるが、小生は少なくとも古希を過ぎたばかり、前向きに生きていきたいものである。
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