くまもんとたーちゃん(R2,12)

クマもんが迎へし阿蘇の冬の空

熊本空港での写真であろうか、クマもんとタ―ちゃんが写真に納まっている。年末にどこへ行っているのかと思ったら黒川温泉と高千穂峡に行く予定とのこと。天候にも恵まれ何よりである。

私と家内も同じような感じで旅行した事がある。阿蘇温泉にもいったが、九州の山なみは本州とは違うと思った。ゆったりとしていて、身も心も落ち着いた旅であった。



2021.01.06 初散歩
新年散歩(R3,1,1)

元日やあくまで蒼き空の色

「元日や日の当りをる浅間山」(臼田亜浪)の句を思いつつ、あまりにも良いお天気だし、家の近所の滝川沿いを散歩した。令和3年は初氷を見、触れて、散歩とあいなったわけである。横浜で経験できないことは何だろうと考えつつ皆で散歩である。ゆったりして気持ちが良い。自然と笑みがこぼれる。

初氷(R3,1,1)

蹲に初氷とやお正月

元旦の朝、我が家の蹲(つくばい)に今シーズン初めて氷がはった。タ―ちゃんは生まれて初めて氷を触ったことになると思い、二人で外に出て氷を割ってみたり触ってみたりした。貴重な体験である。

「月光に山野凍れり去年今年」(相馬遷子)を思う。

大晦日食事会(R2,12,31)

あつまりて微笑みのなか年惜しむ

「しら雲に鷹まふ嶽の年惜しむ」(飯田蛇笏)の様には、全く格調高くないが、我が家は孫のた―ちゃんが来てくれると、とにかく面白い。思わず笑いが溢れるのである。彼が好奇心の塊の様に、何かと動いてくれるからであろう!!

2020年はコロナ禍の中で明け、コロナ禍に振り回されて1年が終わった様な気がする。明日にも緊急事態宣言が発令されるようだが、遅きに失した感がある。他の国なら現在の数字は恩の字かもしれないが・・・・・。

何れにしろ、あらゆることを受けとめながら生きていくしかない。その中で、やはり子供の成長は世の希望である。たーちゃんのお陰で我が家は素晴らしい年末を迎えることができた。感謝!!感謝!!

「年惜しむ共に旅せし日を刻み」(星野椿)の句を想起しながら、2020年の大晦日は暮れていく。少なくとも来年は良き年であるよう祈念するばかりである。

2021.01.06 お正月生花
お正月生花(R2,12,31)

活けし花変わりてはやも年の暮

少しさかのぼって、年末のことを書きたい。 

玄関の花を見ると、お正月用の花に変わっている・・・気付くのが遅いと叱られそうだが、男なんてそんなものかもしれない。月日の流れの早さにびっくりしながら、年の暮れを迎えているのである。

「旅人に机定まり年暮るる」(普羅)の句の心境は私には理解しがたいものである。おそらくそういうシュチュェ―ションなのであろう。 しかし・・・・、本当にいろいろあった2020年。個人的には第2句集「春星」をだせたことは幸せであった。

令和3年正月赤城山(R3,1,4)

輝ける空の蒼さよ初山河

今日は赤城山の姿が澄んだ空に真にくっきりと浮かぶ。この輝く様な空の蒼さが印象的な令和三年一月四日(月)である。前橋に来て何年になるのであろうか・・・。そんなことさえ思い浮かばないくらい自然に前橋に暮らしている。

「元旦や赤城榛名の峰明り」(鬼城)、「元日や日のあたりをる浅間山」(臼田亜浪)の句が直ぐに思い浮かぶ。上毛三山と浅間山に恵まれ、その中を利根川がゆったりと流れる・・・・そんな初山河と言えよう。

 
令和3年正月浅間山(R3,1,4)

雲をのせ翳をめぐらせ初浅間

コロナ禍の収束を願いつつも、第3波が凄い勢いで広まり、一都三県の知事が政府に緊急事態宣言を要請したと聞く。新春の浅間山も素晴らしい天気であるが、雲を乗せ今イチすっきりしない。翳をめぐらす浅間山である。

今年は如何なる年になるのであろうか・・・・・。これだけ医学が進み科学も発達しているのに、人類に疫病がのしかかるのは如何ともしがたい。そんな現実をまのあたりにすると、大自然の雄大さばかりが意識されるのである。
少なくとも平穏な一年であって欲しいものである。

「大雪となりて今日よりお正月」(普羅)、「連嶺に礼して年の改まる」(蓼汀)の二句が思い浮かぶ。個人的には、今年のお正月は長女夫妻が可愛い孫のた―ちゃんを連れて来てくれ、素晴らしいお正月であった。感謝!!