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2017.11.12
虚子庵

日向ぼこ時代を超えし縁側に(虚子庵)
俳人高浜虚子は昭和19年9月4日から足掛け4年間、戦火を避け、小諸に疎開していた。虚子が過ごしていた家の縁側に座り、思わず日向ぼこの気分で、ゆったりしてしまった。余りにも良いお天気なのと、誰も訪れる人がいなかったからである。
その虚子庵の前に、「人々に更に紫菀に名残あり」の小さな句碑があった。
戦争中から戦後にかけ、疎開した小諸の町の人々にリスペクトされ、そして自らも小諸の自然を愛し、わずか4年間だったが、それが素晴らしい思い出となり、名残りが尽きなかったのであろう。
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