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2017.12.27
朝日浴ぶ浅間

朝日にも師走の光浅間嶺に
12月22日(金)、蓼科にスキ―に行く日の朝、先輩の加藤さんのご自宅の近くでシャッターを切った。師走の朝日を浴び、朱色に僅かに染まりつつある浅間山。ゆったりと、今年一年の時の流れを受け止めているようだ。今年は例年に比べ雪が少ないと感ずる。
「朝焼けの雲海尾根を溢れ落つ」(石橋辰之助)
の句があるが、朝焼けは俳句では夏の季語。高山から眺められる荘麗な山岳美の世界だ。朝焼けに染まった雲が海のように広がり溢れて、尾根を越え落ちてゆく。太陽が登るにつれて雲海の色も刻々と変化している。下5の溢れ落つが何ともいえず素晴らしい。
冬の朝日を浴びる浅間山には上記の句の様な感覚はないが、なかなかのものがある。師走の光に包まれているからだろうか?
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